2018年社長年頭挨拶

 新年あけましておめでとうございます。旧年中は、弊社ならびに丸久グループ各社をご愛顧・ご高配を賜り誠にありがとうございました。

 さて、2017年のわが国の経済は、政府の政策を受けての株価の上昇、雇用安定など回復基調で推移いたしました。一方、世界の経済は、米国のトランプ政権の徹底した「米国第一主義」の政策による国内外への姿勢や、英国のEU離脱表明や、EU域内で相次ぐテロ、難民の受け入れに関する議論等々、国際的な重要課題が露呈し、世界情勢は不安定なものになっております。
 小売業においては、消費者の節約志向による個人消費の停滞に加え、業態を越えた競争の激化により、価格競争が企業の利益を低下させ、更には人手不足と、賃金・社会保険料等の上昇による人件費の増加も、業界全体の経営環境を厳しいものにしております。

 当社におきましては、アルク秋月店、サンマート華城店については、お客様の利便性と、従業員の作業性を高める改装を実施し、中央フード川下店においては、都市道路開発や老朽化により移設し、新たな顧客とニーズを創造できるよう新店として開店いたしました。
 販売においては、ポイントカードによる販売促進の強化、曜日別サービスの見直しなどの改革・改善を図りました。また、深刻化する人手不足について、厳しい経営環境にあっても、働きやすい職場づくりのため、時給の改善および従業員の買物割引制度の割引率のアップなど福利厚生の充実と、1分単位の勤怠管理導入など働き方改革を実施してまいりました。

 2018年は、山口県においては、維新150年を迎え、『山口ゆめ花博』やそれに関連する多くのイベントが盛大に開催される予定です。地元企業として、地域の活性化のお手伝いが出来るよう、社業の邁進とあわせ、地元への社会貢献も継続して進めてまいりたいと思います。

 最後になりますが、皆様のこの一年のご発展とご多幸を心から祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。