2016年社長年頭挨拶

社長

新年あけましておめでとうございます。 旧年中は、ご愛顧・ご高配を賜り誠にありがとうございました。 2015年の日本経済は、円安や原油安などを受け、輸出関連企業や国内製造業を中心に収益が過去最高水準となりました。ただし、持続可能な好調さかと云うと、中国経済の減速、IS掃討などの社会不安が懸念されます。
流通小売業に於きましても、軽減税率やTPP食品関連の着地点が注目されるところです。内閣主導による賃金引き上げや正規雇用などによる個人所得環境の改善、そして、内部留保により設備投資拡大の要請など、踏み込んだ要請がなされました。さらに日銀は金融緩和政策を維持し、政府は公共事業投資も増やす中で、デフレ脱却に道筋を付け、成長戦略を推進し、プラス成長を維持させるものと予測されます。
そのような中、当社に於きましては、一昨年の中央フードのグループ化に続き、2015年には大分県佐伯市に本社を置く(株)マルミヤストア(年商/375億円)との経営統合を実現し、(株)リテールパートナーズの下で、中四国・九州地域の食品スーパーマーケットで一番企業になることを目標に、新店舗『マルキュウ赤妻店』と『アルク玖珂店』の出店や、電子マネー『マルカ』の導入、新商品の開発、小型モデル店舗の開発など新しい取組も進めてまいりました。
2016年は、かねてより掲げております4つの方針、「成長性を示しリスクに強い会社を作ること」「既存店への再投資や従業員の所得増など利益性のある会社を作ること」「地元・山口県の若い人たちの働く場所・働きたい場所を提供できる受け皿企業になること」「社会貢献・地元貢献ができる会社を作ること」の継続に向けて、既存店の活性化、買い物不便地域への移動販売車『いくまる号』の展開、従業員の所得増、地域や自治体との連携強化を図ってまいります。
最後になりますが、皆様のこの一年のご発展とご多幸を心から祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。